サックスで息が続かないと感じたときに考えたいこと

「サックスを吹くと、すぐに息がなくなります」

そう感じる方は少なくありません。

ただ、SAXOPIAのレッスンでは
初心者の方に最初から呼吸の方法を細かく説明しすぎないようにしています。

息をすることって、普段何も考えなくても自然にできていることではありませんか?

そこにいろいろな方法を加えることで
かえって力が入ったり、不自然な吸い方になったりすることもあるからです。

息のことを考えすぎなくても大丈夫

最初のうちは、音を出すことや
短い曲を吹くことを楽しめていれば十分です。

少しくらい途中で息を吸っても
そこで音楽が大きく崩れていなければ、あまり気にしなくてもいいと思っています。

パワフルに吹いていても息が足りている方には
あえて何も言わないこともあります。

困っていないことまで直そうとすると
それまで自然にできていたことが、かえって難しくなることもあるので

息が浅いときは、まず吐ききってみる

どうしても息が浅くなっている方には
「たくさん吸ってください」とは言わず、まず息を吐ききってもらいます。

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息を吸おうとすると、肩が上がったり
胸や喉に力が入ったりすることがあるからです。

水の中で息が足りなくなり
水面に出たときのように

本当に息が必要になれば
身体は考えなくても自然に息を吸います。

その自然な動きを感じてもらいながら
少しずつ楽器を吹く動作へつなげていきます。

楽器が鳴り始めるところを探してみる

本当に息がどうしても足りない方には
楽器が鳴り始めるために必要な、今の最低ラインを一緒に探します。

楽器を組み立てた状態でひとつの音を吹き
息の量や圧力を少しずつ高めていくと

あるところで、リードが振動して音になり始めます。

たとえば10段階のうち3くらいで鳴り始めるのに
最初からほぼ10のエネルギーを使っていたとしたら

音は出ていても、息は早くなくなります。

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ここで大切なのは
「3の力で吹くのが正しい」と決めることではありません。

今の自分は、どのあたりで楽器が鳴り始めるのか。

それを頭で覚えるのではなく
実際に身体で感じてもらうことが目的です。

曲の途中では、自然に吸える場所を探す

同じ量の息を使っても
どれくらい音に変えられるかは、一人ひとり違います。

練習を続けるなかで効率が変わり
以前より長く吹けるようになることもあります。

ただ、今すぐ無理をして
長いフレーズを一息で吹く必要はありません。

曲の流れを壊さず
自然に聞こえる場所で息を吸えるように、ブレスの位置を一緒に探します。

休符や小節線だけで決められるものではないので
その曲と、その方の今の状態を見ながら

リードや楽器の状態も確認します

息が続かないとき
本人の呼吸だけが原因とは限りません。

  • マウスピースに対して、リードが硬すぎないか
  • 使っているリードが、その方に合っているか
  • 楽器がきちんと調整されているか

このあたりは、とても大切です。

SAXOPIAでは、いろいろな硬さのリードを実際に試してもらい
使っているマウスピースとの相性を見ています。

楽器に息漏れなどがあれば
必要以上に強く吹かなければ音が出ないこともあります。

頑張り方を変える前に
まず道具がきちんと鳴る状態かどうかを確かめることも必要です。

息が続かないときも、一人ずつ違います

たくさん吸えば解決する方もいれば
息を使いすぎている方、リードや楽器に原因がある方もいます。

だからこそ、最初から同じ呼吸法を当てはめるのではなく
その方が本当に困っているところだけを見ていきます。

息のことを考えすぎず
まずは気持ちよく音を出すところから

必要になったときに、少しずつ整えていけば十分です。