3/8拍子(1)バロック

和声法の勉強をしていく過程で、それぞれの課題が持っている様式感にあわせて曲を書いていくのですが、その曲の特徴をうまくつかめないと、途中どうしても自然な進行ができない部分ができてきます。

先日、まさにそんな状況にハマりまして、いろんなアプローチを試すも上手くいかず。結局、しっくりこないままを添削してもらってたくさんの指摘をもらったのですが、その中のひとつがテンポについてでした。

『3/8で書かれているこの課題が想定していたテンポはもっと早い』

ということで、実際に3/8で書かれた曲を聴いてみてその用法を考えてみるという新たな課題を出されましたので、早速いろんな曲を聴き比べてみようと思います。

ただ、作曲された年代によっての違いも関係するかもしれないので、今回は17世紀、音楽史でいうところのバロックの作品から聴いていきたいと思います。

テレマン作曲 無伴奏フルートのための12のファンタジア 第10番よりメヌエット

優雅です。

ビバルディ作曲 調和の霊感 第3番 第3楽章 Allegro

早い3拍子です。中世のお城、舞踏会のフィナーレ?

バッハ作曲 ブランデンブルク協奏曲 第4番 第1楽章

弦楽の合奏と一緒に演奏されるリコーダーの優しい響きが印象的です。

まとめ

今回聴いた3曲ともに早い3拍子の舞曲でしたが、たまたま同じような曲を選んでしまったのか、この時代はこういうスタイルを書くときに3/8を使っていたのか、早いテンポの3/4との違いは、、などなど

気になることは尽きませんが、ひとまず今回はここまでにします。

次回は、ハイドン、モーツァルト、ベートーベンらの作品からその使われ方を見てみたいと思います。

それではまた!

サクソフォン奏者
あわつゆうた(粟津雄太)

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