楽譜の読み方と練習 #1.音の高さ ~「ドレミ」について

楽譜の読み方について、

  • どれがド?どれがファ?
  • シャープ?フラット?
  • 8分音符?全音符?

と困っている方や、なんとなくは読めるけどもっとすらすら読めるようになりたいという方がその悩みを解消できるように、できるだけ簡単に解説してみたいと思います。

ドレミは音の高さ

上に行くほど高い音、下に行くほど低い音です。

この楽譜は、左からドレミファソラシドです。「下から上」に向かって1音ずつ高くなります。

この楽譜は、左からドシラソファミレドです。「上から下」に向かって1音ずつ低くなります。

「線の上」と「線と線の間」

音符は、必ず「線の上」か「線と線の間」に書かれています。

「線の上」の音を覚えましょう(※ト音記号)

まずは、この「線の上」の音を下から順に覚えてしまいましょう。

ド・ミ・ソ・シ・レ・ファ・ラ

ド・ミ・ソ・シ・レ・ファ・ラ

ラまでいったら、ドに戻ってループします。

「線と線の間」の音

次は「線と線の間」の音です。見てみるとどうでしょう?

下から順に、

レ・ファ・ラ・ド・ミ・ソ

レ・ファ・ラ・ド・ミ・ソ

ん?なにか気づきました?

え?なにかわからないけど、、、という方は、「線の上」の音と見比べてみましょう。

レ・ファ・ラ・ド・ミ・ソ・○

ファ・ラ・ド・ミ・ソ・○・レ

ラ・ド・ミ・ソ・○・レ・ファ

ド・ミ・ソ・○・レ・ファ・ラ

スタートの音を順に変えていってみましたがいかがでしょう?なにか見覚えがありまえんか?

スタートの音が違うだけで並びは同じ

レ・ファ・ラ・ド・ミ・ソの一番上にもう1音付け加えてみました。この1音はシの音なのですが、そうすると

レ・ファ・ラ・ド・ミ・ソ・シ ~ レ・ファ・ラ・ド・ミ・ソ・シ ~ レ・ファ・ラ・ド・ミ・ソ・シ

スタートの音が違うだけで、音の並びは「線の上」の音と「線と線の間」の音、どちらもおんなじですね。

そうなんです、「ドレミファソラシド」の並びを覚えたら、次に「線の上」の音の並びを覚えてしまうんです。すると、目印になる7つの音を覚えたことになります。

あとは、目印の音を基準に音を読むだけで格段に早く読めるようになります。

さらに「線と線の間」の音を覚えてしまえば、あとはたくさん楽譜を読みながらそれに慣れていくだけで、ト音記号で書かれた五線上の音をほぼマスターできるんです。

あとは練習あるのみ

練習用にテキストを作ってみましたのでぜひぜひご活用ください。

印刷用にPDFファイルも用意しましたので、どちらか利用しやすい方をご活用ください。

次回は「リズム」を

それでは「音の高さ」についてはここまでにしたいと思いますが、もしご質問やご要望などあれば、コメント欄もしくは問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

次回は楽譜を読むためのもうひとつの要素「リズム」について解説をしていきたいと思っていますので、それまで今回の内容を何回かおさらいしてみてください。

楽譜をスラスラ読めるようになって、音楽がもっともっと楽しくなりますよ!

「楽譜の読み方と練習 #1.音の高さ ~「ドレミ」について」への 2 件のコメント

  1. 「ドレミについて」を読み興味を持ちました。次の「リズム」についてはどうすれば読めるのでしょうか?

    1. コメントいただきありがとうございます。
      「ドレミについて」の後すぐにリズムについてを書こうとしていたのですが、わかりやすくお伝えできるようにうまくまとめることができずそのままにしてしまっておりました。
      せっかく興味を持っていただいたのに大変申し訳ありません。もう一度チャレンジしてみたいと思います。

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